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「錆びにくい」「錆びやすい」の表記表現に関して「スチールは錆びる」「ステンレスは錆びにくい」「メッキ処理を施せば耐食性が向上する」「アルマイト処理をすればアルミニウムの耐食は向上する」。一体、錆びる・錆びにくい、耐食性の向上というのは、どのような基準で判断されたものなのでしょうか?例えば、常温下で一定量の液体に浸した時に、どれくらいの時間で錆びるか、というような基準なのでしょうか??実は私はある部品メーカーの営業に携わっていて、上記のような表現をよく目にするのですが、例えば、ユーザーにメッキ処理を施せば具体的にどのように耐食性が向上するのか、みたいな質問を受けた時の回答に非常に耄碌するのです。そこで、基準みたいものがあれば、それを理解し、自社の製品と照合させた上で、ある程度現実味のある回答ができるのではないかと思っております。アドバイスを請えれば幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

ベストアンサー

耐食性はあくまで相対的なものなので、何と比べて錆びやすいか錆びにくいかを論じないといけません。また同じ大気中でも工業地帯であるか、高原のように涼しく湿度が低くホコリが少ない環境であるのかどうか、という暴露雰囲気にも大きく影響を受けます。したがって、なかなか画一的な議論がしにくいのが事実です。それをある程度画一化するために、塩水噴霧試験、CAS試験、分極特性による耐食性評価といったものをよく用います。これらの試験で、良い結果が出たものは同じ環境に隣り合わせておいておけばやはり錆びにくいといえます。例えば塩水噴霧試験に普通鋼とSUS材を供すると、普通鋼の方が圧倒的にサビが浮いてしまいます。同じように工業地帯のある工場内に隣り合わせてこの材料を置いておくとやはり普通鋼の方がサビがうきます。このような試験により耐食性を評価し、その結果をもって「同じ雰囲気に暴露した場合」、どちらが錆びやすい、サビにくいを判断するのが一般的です。ただし、塩水噴霧試験で2週間錆びなかったから、工業地帯では○○年サビない、というような定量化はできません。これが腐食の難しいところです。社内でメッ
キ前後の耐食性試験データを持っておいて、こちらの方がサビにくいです、というような結果を出すのがもっとも簡単で説得力のある方法だと思います。技術屋さん相手なら分極特性のデータを見せるとより納得してもらえるんじゃないでしょうか。






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