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著者の弁護士時代の知識と経験をフルに活用して、社会悪を暴き正義を貫く姿勢を、差別下にある不遇の一弁護士を通じて描ききっているのは、現役時代の著者が本来的にやりたかったことの代償行為かとも取れるほど迫力がある。描写の筆致はいつものように簡潔で、畳み込むようにスピード感があり、読みやすく、楽しめる。やや現実性に欠けるストーリーの運びの部分はあるが、著者の意図するところを善としよう。
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